「セコム」と「アルソック」ホームセキュリティーの比較【一戸建て住宅の防犯対策】

一戸建ての防犯対策、「セコムと「アルソック」の比較

最近では特に凶悪な住宅への侵入や強盗被害の報道が多く、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。住宅への防犯対策を強固にしたり、ホームセキュリティーの導入を検討される方が増えています。

ホームセキュリティーの会社は数多くありますが、契約件数や売り上げの上位が「SECOM(セコム)」と「ALSOK(アルソック)」の2社です。会社規模や拠点数や実績を考え、このどちらかを選択する方が多いと思いますので、今回はこの2社について比較します。

目次

「セコム」と「アルソック」の徹底比較

ホームセキュリティーは、「セコム」も「アルソック」もどちらも24時間365日、外出時、在宅時、就寝中を問わず住まいを見守り、異常を感知した際にはガードマンが駆け付けるなどの対応をするサービスです。

金額は一般的な戸建て住宅プランの場合の参考金額です。設置機器の個数・建物構造・設置状況によって、料金は異なりますので、詳しくは実際にホームセキュリティーを導入する家にあわせたプランを打合せの上、見積もりを出してもらいましょう。

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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
名称ホームセキュリティーNEOホームセキュリティBasic
待機所数約2,600カ所約2,400ヵ所
契約件数(個人向け)約151.5万件約46万件
費用
(レンタルプラン)
月額7,590円
初期費用(工事費)63,800円
保証金20,000円(契約満了時返却)
月額7,557円
初期費用(工事費)58,300円
初期費用(機器費用)0円
費用
(買取プラン)
月額4,950円
買取システム料金384,780円
(工事費も上記に含む)
月額3,850円
初期費用(工事費)58,300円
初期費用(機器費用)214,060円
費用
(ゼロスタートプラン)
 -月額8,536円
初期費用0円
費用
(セルフセキュリティ)
 -月額990円
初期費用(工事費)26,400円
初期費用(機器費用)88,440円
依頼駆け付け11,000円
被害の補償現金貴金属の盗難/50万円まで
家財の盗難/200万円まで
災害見舞金/100万円まで
災害見舞金/一律10万円
依頼駆付け費用 -3,300円/回
防犯カメラ(買取)セコムホームカメラシステム
(4台まで可)
203,610円(カメラ1台)
302,280円(カメラ2台)
HOME ALSOK Connect Eye
44,000円(カメラ1台)
駆け付けオプション1,100円/月
駆け付け依頼3,300円/回
センサー窓・扉周りの防犯センサー
空間センサー
火災センサー
扉・窓の開閉センサー
施錠確認センサー
空間センサー
火災センサー
契約期間5年
その後1年毎の更新
5年
その後1年毎の更新
「セコム」と「アルソック」の比較
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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
名称ホームセキュリティーNEOホームセキュリティBasic
待機所数約2,600カ所約2,400ヵ所
契約件数(個人向け)約151.5万件約46万件
費用
(レンタルプラン)
月額7,590円
初期費用(工事費)63,800円
保証金20,000円(契約満了時返却)
月額7,557円
初期費用(工事費)58,300円
初期費用(機器費用)0円
費用
(買取プラン)
月額4,950円
買取システム料金384,780円
(工事費も上記に含む)
月額3,850円
初期費用(工事費)58,300円
初期費用(機器費用)214,060円
費用
(ゼロスタートプラン)
 -月額8,536円
初期費用0円
費用
(セルフセキュリティ)
 -月額990円
初期費用(工事費)26,400円
初期費用(機器費用)88,440円
依頼駆け付け11,000円
被害の補償現金貴金属の盗難/50万円まで
家財の盗難/200万円まで
災害見舞金/100万円まで
災害見舞金/一律10万円
依頼駆付け費用 -3,300円/回
防犯カメラ(買取)セコムホームカメラシステム
(4台まで可)
203,610円(カメラ1台)
302,280円(カメラ2台)
HOME ALSOK Connect Eye
44,000円(カメラ1台)
駆け付けオプション1,100円/月
駆け付け依頼3,300円/回
センサー窓・扉周りの防犯センサー
空間センサー
火災センサー
扉・窓の開閉センサー
施錠確認センサー
空間センサー
火災センサー
契約期間5年
その後1年毎の更新
5年
その後1年毎の更新
「セコム」と「アルソック」の比較

※上記金額は2023年4月時点での内容
※金額は税込み額(保証金は非課税)

以下、それぞれの項目について比較していきます。

ガードマンの待機所数(緊急発進拠点数)

空き巣や強盗の侵入、火災など「万が一」のことがあった際、ガードマンが駆け付けてくれるのがホームセキュリティー。そのガードマンの待機所が多いほど1拠点あたりの担当エリアが小さくなり、その結果緊急時に迅速に現場に駆けつけることができます

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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
待機所数約2,600カ所約2,400カ所
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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
待機所数約2,600カ所約2,400カ所

ガードマンの待機所が最も多いのは「セコム」で約2,600カ所(2022年9月30日時点)。次いで「アルソック」の約2,400カ所です。何かあった際にはすぐに駆け付けてくれるということは、大きな安心感につながりますね。

上記は全国の待機所の数ですので、地域により拠点数やガードマンの数に差があります。検討する際には、自分の家がある地域について、具体的に質問して確認してください。

契約件数(個人向け警備)

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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
契約件数(個人向け)約151.5万件約46万件
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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
契約件数(個人向け)約151.5万件約46万件

個人向け警備の契約件数は、「セコム」が約151.5万件(2022年9月末現在)、「アルソック」が約46万件(2022年3月期)。

上記をみると「セコム」の方が「アルソック」よりも3倍以上多いことがわかります。

ホームセキュリティーの費用

「セコム」と「アルソック」のホームセキュリティーにかかる費用を比較します。どちらも「レンタルプラン」「買取プラン」があり、参考プランの料金は下記の通りです。(金額は一般的な戸建て住宅プランの場合の参考金額。)

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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
費用
(レンタルプラン)
月額7,590円
初期費用(工事費)63,800円
保証金20,000円(契約満了時返却)
月額7,557円
初期費用(工事費)58,300円
初期費用(機器費用)0円
費用
(買取プラン)
月額4,950円
買取システム料金384,780円
(工事費も上記に含む)
月額3,850円
初期費用(工事費)58,300円
初期費用(機器費用)214,060円
ホームセキュリティー料金の比較
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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)

費用
(レンタルプラン)
月額7,590円
初期費用(工事費)63,800円
保証金20,000円
(契約満了時返却)
月額7,557円
初期費用(工事費)58,300円
初期費用(機器費用)0円
費用
(買取プラン)
月額4,950円
買取システム料金384,780円
(工事費も上記に含む)
月額3,850円
初期費用(工事費)58,300円
初期費用(機器費用)214,060円
ホームセキュリティー料金の比較

どちらのプランの場合も、「アルソック」の方が費用が安くなっています

契約プランの種類と費用の比較

レンタルプラン

「レンタルプラン」は、ホームセキュリティーに必要な機器類をレンタルし、初期工事費と月額の利用料を支払うプラン(セコムの場合は保証金が必要)

  • メリット
    ・初期費用が抑えられる
    ・新しい機器が使用できる
  • デメリット
    ・月額費用が買取プランよりも高いので、長期間使用する場合には割高
買取プラン

「買取プラン」は、ホームセキュリティーに必要な機器類を買取し、機器代金と初期工事費、月額の利用料支払うプラン

  • メリット
    ・月額費用がレンタルプランよりも安いので、長期間使用すると費用が割安
    ・機器は10年保証付き
  • デメリット
    ・初期費用が高い
    ・保証期間(10年)が過ぎた後に機器が故障した場合には、修理・交換の費用が必要

また「アルソック」には初期費用をかけずに月額利用料のみでスタートできる「ゼロスタートプラン」も用意されています。その他こちらもアルソックだけのプランになりますが、自分で依頼をすることでガードマンが駆け付けてくれる「セルフセキュリティ」というプランもあります。

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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
費用
(ゼロスタートプラン)
 -月額8,536円
初期費用0円

費用
(セルフセキュリティ)
 -月額990円
初期費用(工事費)26,400円
初期費用(機器費用)88,440円
依頼駆け付け11,000円
ゼロスタートプランとセルフセキュリティーの費用
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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
費用
(ゼロスタートプラン)
 -月額8,536円
初期費用0円

費用
(セルフセキュリティ)
 -月額990円
初期費用(工事費)26,400円
初期費用(機器費用)88,440円
依頼駆け付け11,000円
ゼロスタートプランとセルフセキュリティーの費用
ゼロスタートプラン(アルソックのみ)

「ゼロスタートプラン」は、機器代金と初期工事費が不要で、月額の利用料のみを支払うプラン

  • メリット
    ・初期費用をなしで利用することができる
  • デメリット
    ・長期間使用する場合には割高
セルフセキュリティ(アルソックのみ)

「セルフセキュリティ」は、センサーが異常を感知すると契約者(住まい手)のスマートフォンなどに通知。自分で状況を確認し、必要に応じて駆け付けを依頼するとガードマンが急行してくれるプラン。ホームセキュリティーに必要な機器類の取り付け工事費、機器代金と初期工事費、月額の利用料支払う。

  • メリット
    ・月額利用料を安くすることができる
  • デメリット
    ・万が一の時には、自分で状況を判断して連絡する必要がある

5年間利用した場合の費用の比較

ホームセキュリティーは、最初に5年契約してその後は1年毎に更新というプランが多いので、「レンタルプラン」「買取プラン」「ゼロスタートプラン」を5年間利用した場合の金額を比較してみます。(表示はすべて税込み価格)

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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
レンタルプラン519,200円
(7,590円×60か月+63,800円)
511,720円
(7,557円×60か月+58,300円)
買取プラン681,780円
(4,950円×60か月+384,780円)
503,360円
(3,850円×60か月+58,300円+214,060円)
ゼロスタートプラン
(アルソックのみ)
 -512,160円
(8,536円×60か月)
5年利用した場合の費用
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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)
レンタルプラン519,200円511,720円
買取プラン681,780円503,360円
ゼロスタートプラン -512,160円
5年利用した場合の費用

「セコム」は5年間ではふたつのプランでの金額差が大きく、レンタルプランを選択する方がお得になります。セコムの2021年度の契約実績によると、80%以上の方が「レンタルプラン」を選択しているそうです。

「アルソック」は5年間では若干買取プランがお得になりますが、ほぼ同額になるように設定されています。

金額はあくまでも一般的な戸建てプランの一例なので、実際に導入するプラン内容によって金額が異なりますので、見積りをしてもらい確認しましょう。資料請求や見積もりは無料です。

被害の補償

どちらにも、万が一被害にあった際の補償制度があります。「アルソック」が一律10万円なのに対し、「セコム」は盗難や建物の修復費用見舞金などの内容に応じて補償金額の最大額が下記のように設定されています。

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SECOM(セコム)ALSOK(アルソック)

被害の
補償
現金貴金属の盗難保険/50万円まで
家財の盗難保険/200万円まで
建物修復費用見舞金/100万円まで
災害見舞金/一律10万円
被害の補償について

両社を比較すると、この補償の点については「セコム」の方が手厚い内容が用意されています。

「セコム」の特徴

契約件数も売り上げもトップで業界最大手の「セコム」。ガードマンの待機拠点が業界最多の約2,600カ所あるため、万が一の際にも迅速に現場に駆けつけてくれます。

費用はアルソックと比較して高くなりますが、待機拠点が多いことに加えて、補償内容が充実していることも安心できるポイントです。

「アルソック」の特徴

「セコム」に次ぐ業界2位の売り上げと契約数の「アルソック」。「セコム」と比較すると「アルソック」の方が費用が抑えられます

その他にも、初期費用が不要の「ゼロスタートプラン」や、必要に応じてガードマンの駆け付けを依頼する「セルフセキュリティプラン」があり、自分の要望にあわせてカスタマイズでき、リーズナブルな費用からホームセキュリティーを利用できることが利点です。

まとめ

戸建て住宅のホームセキュリティーにおいて、「セコム」と「アルソック」ではサービスの内容では大きな差はありません。業界最大手の安心感や補償内容の充実を選ぶ場合は「セコム」を、費用やプランの豊富さを優先する場合は「アルソック」を選ぶことをおすすめします。

ただしこれはあくまでの標準的な内容での比較になりますので、実際のプランやエリアによって費用やガードマンが駆け付けるまでの時間などに違いあります。どちらの会社も資料請求や見積もりは無料ですので、まずは実際のご要望にあわせたプランをつくってもらい検討しましょう。

また住宅の防犯性を高めるためには、ホームセキュリティーの導入するだけではなく、窓や玄関、照明などいろいろな対策を組み合わせて考えていくことをおすすめします。

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