フローリングのいろいろ

「河口湖の家」のリビング。床板は赤松の無垢板張り。

いろは設計室の家づくりでは、住宅の床は基本的には無垢の板(フローリング)にすることがほとんどですが、無垢の床板といっても、木の種類や節の有無、板の幅などによってかなり部屋の印象がかわってきます。(キッチンや洗面所、トイレなど、水はねや汚れが気になる場合には、タイルやリノリウムなどを張ることもあります。)

上記の写真は「河口湖の家」のリビング。施主さまからは、杉などのやわらかい木よりはもう少し傷がつきにくく、節のない木がいいとのご要望があり、いろいろと検討した結果、岩手県を中心に育つ「南部赤松」のフローリングをご提案しました。強い雪風と厳しい寒さに耐えることから、木材の中心部の密度が高い木です。

リビングなどの広い部屋がよりおおらかで広がりのある印象になるように、板の幅は150㎜と一般的なものよりも少し広いものを選んでいます。色が白い木なので部屋全体が明るい雰囲気になりますね。

家具や扉に使用している木の樹種は杉です。

「初台の家」のリビング。床板は杉の無垢板張り。

上記の写真はマンションリノベーションの「初台の家」のリビングで、床には杉の30ミリの無垢板を張っています。杉でも節のないものもありますが、節のない木の方が費用は高くなります。杉は上で紹介した赤松と比べると色が濃いので、全体的に落ち着いた雰囲気になります。この家のフローリングの幅は180㎜ですので、かなりの幅広い板です。

杉のいいところは、空気を多く含んでいる木なのでやわらかく足触りがいいところだと思います。ただその反面、傷がつきやすいのでそれが気になる方は少しかたい木を選ぶのがいいと思います。

「流山の家」のリビング。床は桧の無垢板張り。

「流山の家」は桧(ひのき)の無垢板を張っています。こちらも節のあるものです。桧も杉よりは少しかたさのある木なので、傷がつくことが気になる方にはおすすめです。


木の種類や節の有無、板幅などによって金額がかなり違ってきますので、気に入ったものが費用的に厳しい場合には、部屋によってグレードを変えて金額の調整をする方法もあります。

上記はほんの一部ですが、ひとことで無垢の木といってもいろいろな種類がありますので、実際の空間や実物のサンプルをさわっていただきながら、その家にいちばんあったものを選んで、ひとつひとつの家をつくっています。

関連記事:「快適な住まいをつくる素材の選び方」

次の記事

2年間