いつもとは違う今年のゴールデンウィークも今日で終わりですね。
こんな状況ですから、近所の買い物や朝のランニングくらいしか出かけることもなくて、結局仕事を少しずつ進めていました。
最近は窓や家具の詳細を考えて図面をかいています。
プランをつくるときや全体を考える途中の段階でも詳細について考えてはいるのですが、更に具体的に図面にして細かい寸法や金物などを検討していく作業を繰り返しています。
ほぼ全部の窓や建具、家具について検討して図面をかいているので、やってもやってもなかなか終わりが見えない毎日です。
そこで今日は気分転換を兼ねてちょっと他のことをやっていました。
木造でつくる仮設住宅のプランを考えることです。
東日本大震災の際に、いわゆる一般的なプレハブの仮設住宅だけではなく、木造の仮設住宅もつくられました。私はどちらの仮設住宅にも住んだことがないので、住んだ方の声を伝え聞いたりすることでしかわからないのですが、住まい心地は全く違うと思いますので、木造で仮設住宅をつくるということは、とても意味のある大切なことだと感じています。
今後もまた災害が起きた際に木造の仮設住宅をつくる取り組みをしていらっしゃるところと少し前から関わりがあり、特に仕事ではないのですがちょっとそのプランを考えてみました。
平屋で面積が6坪、9坪、12坪の家について、実際に自分が住むとしたらどうやって使うかな、とか物をどうやっておくかな、とかいろいろシュミレーションしています。
仮設住宅に住むという状況ですから、住んでいた家やいろいろな物もなくなっている状況です。その暮らしの中で自分が何を大切に思うのか、どんな時間を大切に思うのかを想像しながらプランを考えています。
本当に当たり前のことなのですが、家族が無事で、ごはんが食べられて、安心して体を休めて眠ることができることが大事。
でも場合によっては数年住むことになることも考えられるので、なかなかお出かけすることもむずかしくなることが想像される生活の中で、家の中で過ごす時間は本当に大切になるはず。今のこの自粛生活でそのことを改めて考え直しています。
なので住まうところは性能面だけではなくて、仮設住宅であっても明るくて、風通しがよくて、使いやすくて・・・なんてことを考えていたらすでに夕方になってしまいました。思っていたよりもなかなか終わりが見えません。
気分転換ではじめたはずなのに・・・(笑)