
照明が変わるだけで部屋の雰囲気が全然ちがうものになってしまうくらい、照明って住まいの中でとても大切なものだと思っています。
これまで自宅では、壁や天井に直接取り付けた照明器具だけを使っていましたが、リビングをもう少し落ち着きのある場所にしたくて、フロアスタンドを取り入れたくなり、しばらく探していました。
何か月かあれこれ悩んで、購入したのはこちら
APROZのフロアライト GRASPです。
灯りをつけている時の美しさだけではなく、つけていないときでもそれ自体がオブジェとなるようなデザインのいいもの、そして部屋のテイストにあうもの、というのが選んだポイントです。
購入したフロアライト|APROZ GRASP

今回購入したのは、APROZ(アプロス)の「GRASP」というフロアライト。APROZの製品は、企画、設計、デザイン、加工を一貫して自社で行い、東京・荒川にある昔ながらの工場でつくられているそう。
実際に手にしてみると、その丁寧につくられている感じが伝わってきます。
1点、1点職人さんが削り出したという、ウォールナットの支柱の装飾がとっても印象的で、ここにとっても惹かれました。麻混のシェードは灯りをつけると自然な織の風合いがきれいに見えて、落ち着いた雰囲気になります。
高さは144cmなので、一般的なフロアスタンドと同じか、ちょっと低いくらい。私はソファの横に置いて使いたかったので、座ったときの落ち着きを考えると、このくらいがちょうどいい高さでした。

灯りのON-OFFは、こんな感じに下がっているスイッチを引っ張ります。これを引いた時の「カチッ」というアナログな音が、とってもいい感じなんですよね。
うちではリビングの入口入ってすぐのところに置いています。夜帰ってきた時には、部屋に入ってまずこのスイッチをカチッと引っ張ると、家に帰ってきたなぁというほっとした気持ちに。
最初は60Wの電球が付属してくるのですが、私はLEDに交換して使っています(あくまでも自己責任で)。
この照明器具を使い始めてから約半年。やはり壁や天井についている照明器具だけでなく、フロアスタンドの灯りがあることで、部屋全体が落ち着きのある雰囲気になりました。布のシェードを通した灯りのやわらかさも、とっても気に入っています。
照明計画を考える時は、壁や天井に取り付ける照明器具だけではなく、フロアスタンドやテーブルスタンド(棚や机の上に置くタイプの照明器具)も含めて計画すると、灯りの重心が下がり、落ち着きのある場所をつくることもできますのでおすすめです。
その他に検討したフロアスタンド
購入するまでにかなり悩みましたので、他に検討したものを紹介しておきます。どれもホント素敵です。
APROZ TORLE/F
こちらも上で紹介したのと同じAPROZがつくっているフロアライト「TORLE/F」。私が購入したGRASPと同様に、支柱の装飾がとっても素敵。
シンプルなシルエットがいいですね。
APROZ KAREN/F
私が購入したフロアスタンドGRASPと同じメーカーであるAPROZがつくっているKAREN/F。高さはほとんど同じ142cmで、セードのサイズは約40φ。シェードのプリーツが素敵ですね。
似たサイズ感でこちらもとてもいいなと思って悩みましたが、GRASPの支柱部分の装飾がとっても気に入って、結局そちらを選びました。でもこっちもやっぱりいいな。
フェルセン フロアライト
こちらはプリーツ状のセードがとてもきれいなフェルセン フロアライト。上に紹介したAPROZのKAREN/Fとかなり似たものになりますが、こちらは高さが154cmなので10cmほど差があります。
これもとっても素敵でいいなと思ったのですが、ソファの横に置いて使うことを想定していて、うちは天井がそんなに高くないことと、落ち着いた感じにすることを優先させたくて、APROZのGRASPを選びました。
ジェルデ フロアライト
以前からずっと気になっていたジェルデのフロアライト。ジェルデは1950年にフランスで誕生してから、現在でも世界中で愛用されている照明器具です。
シンプルで機能的なデザインで、このクールなカッコよさに惹かれます。ソファ横に置いて、本を読むときなどは手元に寄せることができるのも便利でいいなと思っていました。
結局今回は別のものを選びましたが、こちらはデスクライトになる短いタイプもあり、そちらも気になっています。