「立川の家」の現場では左官や壁紙貼りなどの内装工事がほぼ終了。
かなり仕上がってきました。いいです、かなり。
現在は電気や設備の機器の取付けや、外部の工事が進んでいます。
先週は建具屋さんが扉の取り付けをしてくださっていました。
とても丁寧なお仕事をされていたので、お仕事のじゃまになっちゃうなぁと思いながらも、たくさんお話をお聞きしてしまいました。
長持ちするような建具の作り方の工夫やこだわり、材料の話などをお聞きして、その誠実なお仕事に対する姿勢に頭が下がる想いでした。
現場で教えていただくことって本当に多いですし、深いですね。
思い返してみると、今の自分が知っていることや拠り所にしていることは、現場で教えていただいたことや覚えたことがたくさんあります。
15年くらい前、初めての担当現場では、現場に行ってもそこで実際に行われていることも、職人さんが使っている言葉もなかなか理解できなかったのですが、なんとか早く仕事ができるようになりたかったので、毎週休みの日に現場へ行っていました。
おそらくこの時もものすごくじゃまだったと思いますが、やさしい大工さんと監督さんだったので、基本的なこともひとつひとつ教えてくださってとても感謝しています。
でも今考えるとかなり迷惑ですね、若いってすごい(笑)
この時間の積み重ねがあったからたくさんのことを覚えたし、つくり手の方たちの想いを少しでも感じることができたし、現場へ行くことの怖さが楽しさにかわっていきました。
あの時間があったから今があるのだと思います。
ありがとうございます。