先週末は、「立川の家」の現場打合わせでした。
外部は通気層(空気の通り抜けのための隙間)の上の下地板張りまで進んでいて、家のかたち、部屋のかたちがかなりわかるようになってきました。
金物が見えているところはベランダの梁が取付きます。
ベランダのつくり方はいろいろあるのですが、防水のことや、将来的なメンテナンス(交換)のことなどを考えると、このつくり方がいちばんいいのではないかと思っています。
(梁が取り付くと、金物は見えなくなります。)
そして内部は床板が張られはじめていました。
この家では1、2階とも徳島の杉を使用しています。
一般的には杉は赤い部分と白い部分がまざっていて、経年変化でその色の差がなくなってくるのですが、ここの杉板は、最初からその赤い部分(うすいピンク色)だけなので、すでに色がそろっていて、きれいな品のある雰囲気です。
とても好きな板なので、私の事務所の床板もこれを使用しています。もう2年以上が過ぎたので、だいぶ色が濃くなってツヤも出てきて、さらにいい味が出てきています。その変化もムク板のいいところですね。
順調に、とても丁寧に工事を進めてくださっているので、この日も安心して現場をあとにしてきました。