鳩ケ谷の家
古いものをいかして住み継ぐ
住まい手の祖父がお住まいになっていらっしゃった平家住宅のリノベーションです。
広い庭のある敷地に建つ平屋の住宅で、和室と庭との間には縁側があり、障子をあけることで広がりを感じられるとても気持ちのいい家でした。改修前は二間続きの広い和室を中心に、そのまわりに広縁や個室、水廻りが配置されていました。
台所が生活する和室とはつながっておらず、独立した部屋になっていたので、より生活しやすくするために、畳敷きだった和室のうちひと部屋を板張りに変更し、台所と食堂、書斎コーナーをつくりました。もと台所だった部屋は子供部屋になりました。
欄間や障子などもとの家で使われていたものは、痛みが少なく状態がよかったのでそのまま残しました。以前は暗めの色だった壁を白色の左官壁に変更したことで家全体が明るくなり、新しいものと古いものがバランスよく混ざった空間になりました。
写真
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建築概要
建築地:埼玉県川口市
構造規模:木造平屋建
建物新築時期:昭和47年(工事時築36年)
延床面積:102.50㎡(31.01坪)
用途:専用住宅
世帯:夫婦+子供2人
施工:榊住建
完成:2008年4月