久しぶりの22条地域

現在設計中の「三郷の家」。
具体的な仕様などもほぼ決定し、現在は見積もり依頼に向けて図面作成を進めています。

土地には、建てるものの用途を規制する「用途地域」や、建てることができる建物の面積を規制する「容積率」「建ぺい率」、高さを規制する「斜線制限」などたくさんの規制がかかっていて、それによって建築することができる建物がかわってきます。

その他には「防火地域」「準防火地域」という指定がされている地域があり、その場合は火災に対して強い性能基準を満たす建物にする必要があります。屋根や外壁、軒裏などに火に対してより強い性能が求められることになります。
これによってつけることのできる窓のサイズや種類、ガラス、雨戸などの仕様も大きくかわってきます。これがなかなか厳しいのですよね・・・。

ここ最近はしばらく「準防火地域」指定のされている敷地が続いていたのですが、今回の「三郷の家」はその厳しい防火指定のない敷地(22条区域)。
ですので開口部(窓や玄関扉)をどうするかを自由に考えることができて楽しいです。

家の内と外をどのようにつなぐのかという開口部のつくり方が、その家の居心地の良さや美しさになってきます。窓って本当に重要です。
断熱性や気密性、費用も検討しながら、大きな窓を使ったり、できるだけきれいに見せる開閉方法を考えたり、木製の窓を計画したりとあれこれ詳細を図面にまとめています。

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