リフォーム その後【日暮里の家】

リフォームをさせていただいた「日暮里の家」に先週お伺いしてきました。
なかなかブログにアップできてませんでしたが、2月初めから住みはじめていらっしゃるので、4ヶ月ほどが過ぎました。

テーブルとイスではなく、床に座った生活をしたいということで、いつも気持ちよくいられるように、床には杉のムク板を張っています。杉という木には赤っぽい部分を白い部分があるので、最初はこの写真のようにそれが混ざった感じですが、数年経つとだんだんとどちらも色がアメ色に変化してくるので、差があまりわからなくなってきます。この経年変化がムクの木のいいところのひとつだと思います。

限られた予算の中でのリフォームの場合、どこにその予算を配分するのかは人によってかなり分かれるところです。この家(中古住宅を購入)の場合、前の住人の方がその前に一度リフォームをしていたので、フローリングはしっかりしていてきれいでした。(でもツルツルピカピカの合板フローリング。ムク板のような気持ちのよさはありません。)

なので、床はもとのまま残して、たとえば設備機器を新しくするとか、家具をつくるとか、人によっては他の選択もあったのでしょうが、私はこの家に最初に伺ったときから床材は絶対にムク材にしたい!と思っていました。毎日の生活の中で必ずふれているところですから、そのことによる気持ちのよさはとても大きいのです。

お住まいになる方にも同じように思っていただけて、結果このようなムク材の床の家となりました。設備機器や家具は住みはじめて予算ができてから変えてもいいので、まずは建物の大切な部分にきちんとと予算をかけたいと。

そして。

その後はこの座卓を囲んで宴会になり、おいしいお肉(水泳・北島選手のご実家のお店だそうです)をお腹いっぱいいただいてしまいました。ごちそうさまでした!こうやってできあがった空間で、食事したり、おしゃべりしたりして過ごす時間はその仕事をやっていてよかったと思える最高に幸せなひとときです。

本当にありがとうございます!

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