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2016-10-11

キッチンをつくる

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毎日の暮らしの中で、食事や食事の時間はとても大切なものだと思うので、家のプランをつくる時にはキッチンがどんな場所にあるか、ダイニングやリビングとのつながりはどうか、キッチンに立った時に見える景色はどうか、などあれこれと何度も考えます。

現在のお住まいで見せていただいたキッチンの使い方や持ち物の量、打ち合わせでお聞きした料理の内容や時間、これからのご希望などなど、その家ごとにみんな理想のキッチンのカタチはちがうので、それぞれにぴったりとあったキッチンになるように、あれこれと何度も考えます。

使い勝手のよさも大事ですし、ダイニングとつながる場合はキッチンがよく見える場所になるので、見た目や素材にもこだわりたくなりますね。


キッチンは大きくわけるとメーカーの既製品の中から選ぶか、寸法や素材、設備機器などすべて好きなようにつくることができるオーダーキッチンの2つがあります。
同じ大きさのキッチンで比較すると、メーカーの既製品の方が価格を抑えられるのですが、見た目も使い勝手も満足のできるキッチンを考えていくと、オーダーキッチンになる場合の方が、私たちの事務所の事例では多くなっています。
(ご希望によっては既製品の方がいい場合もありますので、一概にオーダーがいいということでもないと思います。)


上の写真は、独立して初めて設計した「宝の家」のキッチン。
住まい手の方が化学物質過敏症だったため、合板や新建材を使うことができませんでした。(一般的な既製品のキッチンセットには合板や新建材が使われています。)

カウンターだけではなく、収納の箱の部分まですべてステンレスでできている既製品もあるのですが、けっこういいお値段だったので、結局は収納部分と扉はムクの木で、カウンターは下地の合板を使わなくてもいいように、厚いステンレスでつくりました。

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この家は対面キッチンで、ダイニング側からキッチンの中の手元の部分がかくれるように、少し立ち上がりをつくりました。その立ち上がり部分にもキッチンカウンターが奥行深くのびるようにしているので、カウンターが広く使えてとても便利です。
この方法は、幅があまりとれないキッチンの場合には効果が大きいと思います。
そしてこのキッチンに立つと、ダイニングの先にある大きな窓からは桜並木の景色が見えます。



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そしてこちらは、マンションリノベーションの「荻窪の家」のキッチン。
リノベーション前のプランから、キッチンの位置を移動して対面キッチンになるようにし、窓の方向に向かう明るいキッチンになりました。

全体のプランのつながりからL型のキッチンになったので、ちょうどいい大きさになるようにオーダーでつくったキッチンです。
先に紹介した「宝の家」のキッチンにも共通ですが、シンクの下には扉をつけず、オープンのままにしています。ゴミ箱を置くのにちょうどいいスペースになります。



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そして最後は、先日完成した「ぐるぐるのおうち」のキッチン。
手元の立ち上がりなしで、キッチンの前にはムクの木(ブラックチェリー)のカウンターが広がります。

こちらはオーダーキッチンのように見えると思うのですが、実は既製品とオーダーの中間くらいのキッチンです。(費用的にも既製品とオーダーキッチンの間くらいです。)

ステンレスカウンターやその下の引き出しの部分はいくつかのバリエーションや寸法の中から選ぶのですが、扉部分の素材や金物は(建築工事で)自由に決めることができます。今回は住まい手の方から「ムクの木がいい!」というご希望がありましたので、杉でつくりました。

キッチンの背面の食器棚(下部の引き出し部分)も同じ杉の扉でそろえたので一体感があり、きれいにまとまったと思います。

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どの家も、全体のプランもキッチンセットの形も作り方もみんな違いますが、それぞれの家にぴったりと合ったキッチンになりました!

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