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山を訪ねて

■木の産地・天竜を訪ねて

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「宝の家」では構造材(柱、梁、土台)だけでなく、床材や建具や窓のまわりの枠材、建具など多くの箇所に天竜(静岡県)の杉やヒノキを使わせていただきました。

この材料を提供してくださったのは、素材生産業者の榊原商店と製材業者数社のネットワークであるT.S.DRY
自分の家に使われる材料が育ったところを実際に見てみようと建主ご夫婦と一緒に天竜を訪れて、山や製材所など現地の様子を見せていただきました。

こちらの材料は、伐採(森林の木を切り倒すこと)した山に枝や葉をつけたまま3ヶ月以上放置して自然乾燥させる「葉枯らし」をおこなっています。

木は伐採されても生命活動をしていて、枝葉は木の水分や養分を使って光合成を行っているので、そのことにより少しずつ木から水分や養分が少なくなり、だんだんと乾燥していきます。
この時間をかけた葉枯らし乾燥によってカビや腐朽菌をよせつけない成分(フェノール成分)がつくられ、カビや腐りに強い木材になり、さらに色、艶、香りがよくなります。

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(山の中で葉枯らし乾燥中の木材)

 

山の状況を拝見した後は、製材所へ案内していただきました。ここでは柱や梁の形に製材された木だけではなく、自然乾燥中の丸太のままの木もたくさん積まれています。ここで十分に乾燥した木を、柱や梁に製材していきます。

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(貯木場で乾燥中の杉)

 

その後は実際に「宝の家」で使用する柱や梁を見ながら、1本1本確認をさせていただきました。木材に限らず、材料やつくる過程を確認しながらつくり手の方とたくさんのやりとりをしてその想いを感じることで、安心なだけではなく愛着がわき、より家を長く大切にする気持ちが大きくなっていくのではないかと思います。

 

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